【JPS96】PG委員会活動(その3)臨床薬理学会との共催セッション

第96回日本薬理学会年会(JPS96)プログラム(PG)委員会活動のご紹介
火曜日に委員会の先生方に配信したメール(その3)のご紹介です。

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第96回年会プログラム委員の皆様

お世話になっております、第96回年会長の安西でございます。
(その1)(その2)と、矢継ぎ早のメール送付、申し訳ありません。
にも関わらず多くの先生方からご意見を頂き、心より感謝致します。
(その1、その2のご提案は、来週月曜日までお待ち致します)

さて、今回は(その3)としまして臨床薬理学会との共催セッション内容ご提案をお願いしたく存じます。

これまでも薬理学会年会では、臨床薬理学会との共催シンポジウムを、臨床薬理学会学術総会では、薬理学会との共催シンポジウムを、それぞれ年会/学術総会ごとに1件、開催されております。

今回はJPW2022として、両学会の同時期開催でありますので、通常の倍の数、すなわち年会/学術総会ごとに2件、両学会で合計4件の共催企画を実施しよう、ということに当初なっておりました。
この次に(その4)として送付予定のメールにて、(臨床薬理学会以外の)他学会との共催企画についてのご相談メールが配信されますが、公募シンポジウムと合わせ、実際に合計4件開催できるかどうかは、今後検討することになるかと存じます。

とはいえ、とりあえず第96回年会として、公募シンポジウムが始まる前のこの時期に、臨床薬理学会との共催シンポジウム提案は(一応)2つほど、決めておければと存じます。個人的には研究と教育それぞれ1件ずつ、というのが希望ですが、最終的に研究2件になっても結構ですので、ご提案を頂きますようお願い申し上げます。

尚、臨床薬理学会との共催ですので、座長と演者は、薬理学会側と臨床薬理学会側の双方から同数(演者は最低1名ずつ)出すことが基本となります。
両学会の会員である方はどちら側の役割を担っても構いません。
両学会の会員でない方を演者に入れることは出来ますが、4名のセッションであれば2名まで、3名のセッションであれば1名まで、となります。
非会員演者の先生の参加費は無料ですが、交通費が出せるかどうかは財政状況次第となりますので、非会員演者をご検討の際は関東圏でお選び頂きますと幸いです。

1)研究企画に関しまして
第93回横浜年会で五嶋会長(本年会顧問)が打ち出されました、「従来の重点的な取り組みに加え、炎症、免疫、がん、医薬品適正使用、AI創薬、レギュラトリーサイエンス等にもスポットを当てた企画」を歓迎致します。

ただ、AI創薬に関しましては、茂木茂樹先生(愛媛大)を大会長とするJPW2022サテライト企画「新薬理学セミナー”Digital Pharmacology Conference”」

異分野融合による近未来型新薬理学セミナー”Digital Pharmacology Conference (DPC)”第一報

の中で、DXやAI活用のセッションと重複する可能性もありますこと、あらかじめお伝えしておきます。

2)教育企画に関しまして
これまで薬理学会年会では医学部薬理学教育に関するセッションが多く、また看護薬理学カンファレンスも継続的に実施されてきておりますので、個人的には薬学部薬理学教育や、多職種連携(専門職)教育など、従来とは異なる視点での取り組みを歓迎致します。

特に昨年3月の札幌年会で私もお話しさせて頂きましたが、添付のとおり、同じ「薬理学」と申しましても、医学部におけるそれと薬学部におけるそれが6年間学部教育の中で見ますと同じではないことに恥ずかしながら初めて思い至り、正直驚いた次第です。
臨床薬理学会との共催ですので、いわゆる薬理学と薬物治療学(臨床薬理学)の連携など、薬学部教育としての垂直・水平統合なども今回らしいテーマではないかと思われます。

ということで、勝手な希望ばかりで、「そんなの出来るかよ!」という先生方の声が聞こえてきそうですが、あくまで例としてお伝えさせて頂いております。これに捉われずに、自由な発想でご提案を頂きますれば幸いです。

よろしくお願い申し上げます。

第96回年会長
安西 尚彦 拝

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