日韓薬理学合同セミナーは、1982年に韓国の釜山で第1回の会合が開催され、それ以降、日本、韓国で交互に行われてきたもので、今回で第24回となります。本セミナーでは、それぞれの時代の最先端の薬理学研究を双方で持ち寄り、双方の薬理学の発展に貢献してきたとともに、日韓双方の薬理学研究者の友好と交流に非常に大きな役割を果たしてきました。本セミナーで知り合った若手が成長し、それぞれの薬理学会同士の継続的な交流を支えてきた経緯があります。
前回第23回韓日薬理学合同セミナーは、COVID-19感染拡大の影響を受け、昨年2021年6月25日(金)にWEB開催されました。
https://pharmacol.or.jp/intl/2021/07/01/125935
続くこの第24回は第1回が開催された1982年から数えて40年の節目に当たる今年2022年、年末に開催されます第96回日本薬理学会年会の日韓合同セッション(10:00-18:15)として開催されることとなりました。
そのWEB pageが日本薬理学会ホームページ「国際交流ひろば」内に開設されましたので、ここにご紹介をさせて頂きます。
https://pharmacol.or.jp/intl/2022/08/29/131941
Speakerは現在選定中ですが、Special lecturesは
韓国側:Prof. Min-Goo LEE(Yonsei University)
“Unconventional Protein Secretion as a Target for New Drug Development”
日本側:小泉修一先生(山梨大学)
“mGluR5 as a switch for astrocyte-mediated synapse remodeling”
が確定しております。
今回、韓国からの参加者が何名になるのか未定ですが、薬理学研究の中軸を担う研究者が参加し、多くの質の高い研究発表がなされることになります。日韓双方の研究スタイルの違いを学ぶにも良い機会と思います。
日韓合同セッションは、特別講演、一般講演、ショートレクチャー、そしてポスターセッションからなりますが、特に一般講演では日韓ともに若手を含んだ先端的な分野の講演がなされます。年会セッションとして年会参加者は参加自由ですので、是非多くのご参加をお願い致します。