【JPS96】年会長企画「薬理学会ー病理学会共催シンポジウム」のご紹介

今回の年会で唯一年会長が企画・オーガナイズするセッション、「薬理学会ー病理学会共催シンポジウム」の内容が決定し、フライヤーも作成しましたので、ここにご紹介をさせて頂きます。

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・日本薬理学会ー日本病理学会共催シンポジウム
「医学教育・研究における薬理-病理連携の実現に向けて」
オーガナイザー・座長:池原 譲(千葉大学)、安西尚彦(千葉大学)
日時:12/2(金)8-30-9:45、第2会場(予定)

1. イントロダクション:「ダイナミック・ケイパビリティ」としての薬理ー病理連携
演者:安西尚彦(薬理学会:千葉大学)(5分)
2. 創薬研究における薬理ー病理連携の必要性:薬理学の立場から
演者:金井好克(薬理学会:大阪大学)(10分)
3. 医学教育における薬理ー病理連携:”Pharmaco-pathology(薬理病理学)”の提案
演者:池原 譲(病理学会:千葉大学)(10分)
4. 創薬研究における薬理ー病理連携の必要性:病理学の立場から
演者:森井英一(病理学会:大阪大学)(10分)
5. 創薬研究における薬理ー病理連携の必要性:産業界の立場から
演者:中島元夫(SBIファーマ株式会社)(10分)
6. 創薬研究における薬理ー病理連携の必要性:毒性学の立場から
演者:北嶋 聡(国立衛研)(10分)
7. ラウンドディスカッション「医学部基礎医学教室の未来:『限界集落』からの脱却に向けて」(20分)
コメンテーター:杉山 篤(東邦大学)

シンポジウム内容:
薬理学とは薬物と生体との相互作用について研究する学問であり、化学物質である薬物がどのように生体に作用するかを解明するものであるが、時代に応じた「ダイナミック・ケイパビリティ(自己変革力)」が薬理学にも必要と考えられ、教育目標である「薬を正しく使える医師の育成」の今後の課題は「病理学の理解に基づき薬を正しく扱える医療人」と言える薬理病理学者”Pharmaco-pathologist”の育成ではないだろうか。本企画では創薬科学と臨床医学を支える車の両輪と言える基礎医学の薬理学と病理学の連携をどのように進めて行くべきか、今後の医学教育研究における方向性について様々な立場から議論を深めたい。
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「限界集落」に擬えることのできる現在の医学部基礎医学教育の抱える問題点は、医学部だけに留まらないかと存じます。

テーマは医学部教育ですが、そのような視点で薬学部、そしてそれ以外の学部教育に関わる先生方の参考にもなるかと存じますので、ご関心をお持ちの多くの先生方のご聴講・ご参加をお待ちしております。

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