自分探しの哲学(137)

【著者】
竹田 青嗣 (著)

【出版社】
主婦の友社

【内容】
これは、人生に疲れた僕が「生きる意味」を探して旅に出る物語です。僕は「ほんとうの自分」が必ず見つかるはずだ、と思っています。でも、物語はときに残酷なのです。そう、人生がときに過酷であるのと同じように。僕は子どもに戻り「いたずら」をし、再び青春時代を通り過ぎ、「初恋」を体験し、青臭い「自己意識」におぼれたり、「人間関係」に悩んだりします。大人になって、激しく人を「恨み」、「絶望」の淵に立たされ、「失恋」の痛手を受けます。さて、僕は「ほんとうの自分」を見つけることができるのでしょうか。「生きる意味」の答えを見つけ出すことはできるのでしょうか。
(「BOOK」データベースより)

【一言書評】
人間とは可能性に向かって「欲望」する存在、
人生は「欲望のルールにのっとったゲーム」、
人間の生は、半分は社会との闘いだが、あとの半分は自分との闘い、
そして「反哲学」という現代の時代に、「哲学」には未来の可能性がある、と説く著者について、「ほんとうの自分」と「生きる意味」を考えるいい機会でした。

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