【著者】
今村翔吾 (著)
【出版社】
祥伝社文庫
【内容】
今川義元の子・氏真、北条家の四男・氏規、信玄の長子・義信……
知られざる傑物に光をあてる
今村翔吾、初の短編小説集
(声優・アーティスト)斉藤壮馬さん推薦
――心ひとつで「才」は形を変える。そこに勝敗も貴賤もない
父義元を討たれ、今川彦五郎氏真は家督を継ぐ。しかし、隣国に圧迫され没落の一途を辿ってしまう。そんな暗愚と評される氏真を、妻の由稀だけは信じていた。苦難の中、氏真と由稀は近江で童たちの師となり、未来に明るい光を見る。だが、童らに悲劇が――。蹴鞠と和歌を愛す氏真が、天下人信長に示した心意地とは(「蹴れ、彦五郎」)。誰もが持つ、輝く才を描いた八編。
【一言書評】
ちょうど一年前にここで紹介した「幸村を討て(165)」の著者による短編集ですが、今川義元の子・氏真、北条家の四男・氏規、信玄の長子・義信という「偉大な父」の陰に隠れた?人物たちが主役で、そう言えばその息子たちはどうだったのだろう、と、いや実際こうだったのかもしれないなと、歴史上に名を残すことのない殆どの人が共感できるストーリーにぐいぐい引き込まれてしまいました。


