私が総会長を務める第49回日本消化吸収学会総会（2018年11月17日（土））のweb siteがオープンしました！
http://www.keiso-comm.com/jsda49/
です！ また会長挨拶も掲載致しました。全文をここでご紹介させて頂きます。
2018年11月17日（土）は是非千葉までお越し頂きますようお願い致します。
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第49回日本消化吸収学会総会
会長 安西 尚彦
この度、第49回日本消化吸収学会総会を2018年11月17日(土)に、オークラ千葉ホテル（千葉市中央区）にて開催させて頂きますことを大変光栄に存じます。
日本消化吸収学会ですが、昭和45年に日本消化吸収研究会として設立され、千葉大学旧第一外科ご出身の名尾良憲先生を世話人として第1回消化吸収研究会が開催されました。昭和59年に学会として改組され、第16回より日本消化吸収学会総会として現在に至っております。歴史と伝統のある本学会の中で、1976年の第7回消化吸収研究会は私の出身教室であります千葉大学旧第一内科の故奥田邦雄 名誉教授が開催しており、今回私が約40年ぶりに千葉大学の人間として開催をさせて頂きます事、身の引き締まる思いでございます。
今回の総会のテーマは「異分野融合で展開する消化吸収学」とさせて頂きました。これまでも総会は全国から臨床ならびに基礎の研究者が一同に会し、消化管・肝臓・膵臓等の各臓器における消化吸収に関する最新の研究成果を発表・討論し、活発な情報交換を行っておりますが、2014年度第45回総会より、本学会は日本消化器関連学会機構（JDDW）から独立し単独開催となりました事で、生理学、薬理学、栄養・食糧学、そして薬物動態学など、幅広い分野の研究者の方々にご参加頂けるよう、門戸を広げることが可能となりました。日本消化吸収学会総会を基礎医学の人間が会長として開催するのは初めての事ではないかと存じますが、私が今回会長を務めるということを通じて、基礎医学だけでなく、薬学、栄養学、看護学など多くの方々のご参加のきっかけとなりましたら幸いです。
また今回は私が長年世話人を務めて参りましたトランスポーター研究会の第3回関東部会との同時開催とさせて頂くことになりました。トランスポーターは栄養素や代謝物などの細胞膜輸送、および上皮輸送を担う機能性タンパク質であり、消化吸収とは切っても切れない間柄にあります。どちらか一方の学会研究会に参加登録をしますと、もう一方の学会研究会も参加できるように致します。このような形を通じても「異分野交流」を進めることが出来ますれば幸いです。
さらに基礎医学の人間が会長となる事で、臨床の先生方の活動が制限されるのではないか、という懸念もあるかと存じますが、今回私の千葉大学旧第一内科の先輩に当たります、千葉大学消化器内科学の加藤直也教授に”Scientific Advisor”というお立場でご参画を頂き、消化器内科学教室をあげてのサポートを頂く事になりました。これまで通り、臨床を中心とした会員の先生方のご発表も歓迎致しますので、一般演題も奮ってご応募頂きますようお願い申し上げます。
来年の記念すべき第50回総会に繋げ、さらにその先の時代に向け、新たな道のりを歩み出すべく、多数の皆様のご参加をお待ち致しております。