海が見える家 旅立ち (124)

【著者】
はらだ みずき (著)

【出版社】
小学館文庫

【内容】
父が遺してくれた海が見える家が台風により被災後、追い打ちをかけるようにコロナが蔓延してしまう。思うように日常生活をとりもどせない文哉は、農業の師である幸吉がビワ畑で倒れていたあの日に思いを馳せる日々を送っていた。心配する和海のすすめもあり、文哉は旅に出ることにした。向かったのは、幸吉の親友、イノシシの罠猟の達人である市蔵の暮らす集落。山に入り自然薯を掘ったり、斧で薪を割ったり、自然に抱かれて過ごすうちに、文哉は求めていた自分なりの答えを見いだしていく。そして、新たな決意を胸に抱く! 25万部突破のベストセラーシリーズ、堂々完結。

【一言書評】
第1巻の時に感じたワクワク感は無いのですが、どんどんと引き込まれていくうちに第1巻から撒かれた伏線がここで回収し、そうか〜!、という思いを持つとともに、爽やかな?読後感に捉われました。

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