北条義時-鎌倉殿を補佐した二代目執権(92)

【著者】
岩田 慎平

【出版社】
中公新書

【内容】
北条義時は十八歳で突如、歴史の表舞台に立たされる。義兄の源頼朝が平家追討の兵を挙げたのだ。義時は頼朝の側近として鎌倉幕府の樹立に貢献。頼朝没後、父時政に従い比企氏ほか有力御家人を排斥する。さらには父を追放して将軍補佐の執権職を継ぎ、甥の将軍実朝と姉政子を支えて幕政を主導。後鳥羽上皇と対決した承久の乱で鎌倉勢に勝利をもたらした。公武関係の変遷を辿り、武家優位の確立を成し遂げた義時の生涯を描く。

【一言書評】
鎌倉幕府二代目執権として、鎌倉だけでなく室町、江戸幕府にまで通じる武家政権の礎を作った人物でありながら影の薄い存在である二代目、北条義時、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公の実像に迫る一冊です。

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