7月末、プレプロ昆明!?

本来であれば”Road To Kunming”の後編をUPするところですが、実はその前にも私の中では大事な出来事がありましたので、それをご報告したいな、と。

「プレプロ昆明」って、プレプロインスリンでも捩ったの?、だったらインスリンの前はプロインスリンだから、プロ昆明で「プレ昆明」にはならないじゃん!、薬理学者のくせにアホじゃね?、と言われそうですが、そのツッコミが来ることを敢えて期待して、本文を読ませよう!、という魂胆、バレバレですかね?(笑)

7/26-28の1日だけ年休をとり3連休にした話はすでに「束の間の栃木の休日」で紹介した通りですが、

束の間の栃木の休日

そこから第7回日中で中国雲南省昆明に行くまでの間の話です。

 

7月29日(月)
束の間の3連休があけた月曜日の朝。いつも通り朝9時半から教室ミーティング。
この日を境に、ミーティングはしばし夏休み中断。

この日は午後2件の面会を経て、向かうは西千葉キャンパス!

本来は来週月曜日の朝1限に実施するはずだった第二ターム(T2)開講の普遍教育教養コア科目・生命コア「クスリとからだ」の講義を振替で実施するのですが、「補講はIV限(17:50-19:20)に実施して下さい」と言われてしまい、私だってこんな遅い時間まで学生さんを拘束したくはないのですが、止むを得ず実施。

約100名が受講してくれているのですが、6割以上は出席してくれているようで、嬉しい限りです。この日は最初と最後に簡単な説明後、世界で初めてエイズ治療薬を開発したNIH/NCGMの満屋裕明先生のドキュメンタリーを見てクスリの開発を学んでもらう内容。夕方、ただ視聴するだけだからみんな寝るかなと思っていたら全員最後まで見てくれていて驚き!
「お前は人の話を聞きながら寝る人間だからと他人まで一緒にするな!」、とお叱りを受けそうですね。いや、皆さん真面目で(汗)

しかしこれをもって生命コア「クスリとからだ」全8コマ終了!

で、第5回目の講義の際にアナウンスしていたように、どうせIV限で遅くなるから、時間のある人は一緒に食事でもしながら話しませんか?、と誘い、事前にはたった一人(涙)の文学部の学生さんからしか連絡が無く、あ〜、もう50歳も半ばのおっサンには誰も関心など無いか、といささか落胆しながらいたのですが、講義後に「私たちも参加していいですか?」という学生さんがチラホラ現れ、最終的に0名の学生さんが参加してくれました🤗
内訳は園芸学部生6名、文学部生4名、で教員は医学部😁
このdiversityこそ総合大学の面白さですよね〜

参加した学生さんは全員1年生!とあって、未成年飲酒を誘発するわけにはいかず、居酒屋を避け、大変申し訳ないものの、会場は西千葉のガスト!
まあ、安いですからね、最後は皆デザートでしめてもらい終了(^^)
沢山の人とお話をしたかったのですが、女子6名、男子4名とテーブルが分かれてしまったこともあり、双方を行き来せねばならず、時間の割にあまりお話をした感がなく、残念でした。

でもFBやTwitter、そしてInstagramで繋がることが出来ましたので、今度はぜひ亥鼻にも遊びにきて欲しいですね!

 

7月30日(火)
明日から名古屋出張!
ということでこの日がラボにいられる7月最後の日。

週末からの中国🇨🇳雲南省昆明出張も控えているため、朝から1日バタバタ💦
昆明出張に参加する方々から色々な質問を頂くのですが、「こっちだって知らねーよ!」と、叫びたくなる気持ちを抑えて懇切丁寧に対応、、、したつもり(^_-)

もう皆さん国内旅行の感覚で外国に行くの、やめて頂けないですかね?
初めてで不安なのはわかりますが、私も初めて。私の方が知りたいですよ!!

というとで、回答不能な質問ばかりでしたが、1日よろず相談屋で終わりました😭

1日の疲れはてんやの「大江戸天丼」とグラスビール🍺
これで癒しますよ〜🤗

 

7月31日(水)
この日は午後から名古屋出張。その前に7月が半年点検の我が家の車をディーラーに。いや、時間がなくて本当にギリギリになってしまいました。全てがギリギリ、結果オーライ。所謂「几帳面」と言われるA型人間(血液型占いオタクなんで)と思われている私ですが、実は真逆の生活をしております。

車を自宅の駐車場に戻したら、いざ名古屋へ出発!
今回はA医大でのFD講演。そう、医学教育の専門家でもないのに、専門家気取りで語ってしまう、大変烏滸がましいものなのです。

ですが、私にとっては全てが挑戦!
いつまでも自分の殻に閉じこもっていては進歩がないですよね。50歳半ばのおっさんですが、成長したっていいじゃないですか!10代、20代の頃のように、大きな成長は見込めないとしても、1%でも0.1%でもこれまでより成長できたら、それは恩の字!
しかもそれが本当に全く関係無いお話ならお断りしますが、今回は実際に現職にて取り組んでいる内容を話してほしいという依頼ですから、「医学教育の専門家では無いですけど、本当にいいのですか?」と念を押して、確認をしてからお引き受けをすることにしました。

この日は猛暑日目前の気温の東京。少し時間があったのでお昼は東京ラーメンストリートで軽く(笑)食べてから名古屋に乗り込もう!、ということで、行列ができている店が多い中、比較的空いていたのがここ、「東京煮干しラーメン玉」

「軽く」を目指し、淡麗醤油系の「さらりそば」を頂く。
うん、煮干し感はあまりないですが、美味しいですね!

さあ新幹線に乗り名古屋へ! 1時間半ですから誓うですよね。
しかし、私を迎えてくれたのは37度の気温!
いや、暑い、自称晴れ男の私で菅、傘を持たないでもなんとかなるのはメリットですが、デメリットは晴れると暑いこと!いつもここまで晴れなくてもいいのに!、と思うのですが、暑いのですよね〜
松岡修造並みに暑さを連れてくる男です(苦笑)

さて今回ですが、なぜ私がA医大をお訪ねすることになったかというと、同じ業界(薬理学)のO教授からのご推薦なのです。そこで医学教育センター主催のFD特別講演にお招きを頂きました。

直接的には今年3月の大阪での薬理学会年会にて、一緒にオーガナイザーとして薬理学教育シンポジウムをやらせて頂いたのがきっかけですが、O先生はA医大にて医学部長をされた実力者。ここ数年継続して開催されております「医学部薬理学教育を語る会」でもご一緒して、長くはありませんが、お話をさせて頂いた際に、その見識の高さに打たれ、ではシンポジウムを一緒にやって頂けませんか?、となったのがご縁でした。

教授室の入り口の行き先表示がマウスのマグネット!、というところに、実験大好きなO教授を感じますね(^^)

折角ですので、A医大のキャンパス内をご案内頂くことに。
なんか変わった建物だな、と思っていたら、なんとA医大初代理事長の先生が、なんと戦艦大和に乗艦した軍医だった(本「軍医が見た戦艦大和 一期一会の奇跡 」も書いておられます!)とのことで、戦艦大和の艦橋を模した建物を造られたとか!

私は「愛国者」であることを公言して憚りませんので、ともすれば右翼と間違われますが、あの戦争(大東亜戦争)を可能な範囲で事実として捉え、どうしたら次の戦争を防ぐことが出来るのか、に繋げるためには全ての先入観を廃して向き合うべきだ、という考えであるだけです。
その中でこういう「死線を越えてきた」方のご経験をただ単に「戦争を賛美するもの」などと言って切り捨ててはいけない、という思いがあります。人間は極限状況に置かれた時にこそその(醜い)本質を出すものと思うからでもあります。
そんな私を出迎えてくれたのがこの建物だった!、ということで大変感銘を受けました。

さあ、肝心の責任重大なFD講演ですが、A医大には医学教育領域で大変ご高名なB信太朗先生がおられるように、医学教育の専門家がおられる前で、素人が好きなことを語らせて頂きました。その後の質疑応答も様々なご質問を頂き、講演した本人が大変勉強になった、というのが正直なところです。

大変な重荷だったFD講演を終えると、関係者の方々と夕食会。実はこれが一番の楽しみ!

美味しいお料理(とお酒!、笑)を頂けるのは勿論として、表の場では聞けない&話せない、諸々のお話をヒザを割ってできることは貴重な機会ですので(^^)

話題はJACMEによる認証と、うちの大学が導入する「全員留学」!、でした。
そのうち「全員留学の裏側」なんて講演をすることになるかもしれないですね(苦笑)

ここで強くもないのに日本酒を頂いたら、疲れのせい?か酔いが回り、最後はウトウト。皆さんに笑われながらの解散となりました。
酔いながらもB先生から「先生もぜひ医学教育学会に入って下さい」と言われたことは記憶しております。いや、実は一度入会したのですが、既に退会してまして、、、とは言えませんでしたが(汗)

 

8月1日(木)
名古屋のホテルで目覚めた朝。ン?、なんか喉が痛い。あ〜、この後海外出張なので、体調壊したら嫌だな〜、という思いが頭に浮かびます。そう、私は名古屋との相性が悪く、だいたい名古屋出張の後は体調を崩すのです、なんでですかね?

と言いつつ、腹だけは減るので、朝からバイキング。
この日はビジネスホテルに泊まったということもあり、少し控えめです(^^)

この日は勿論名古屋から東京を経て、千葉に戻るのですが、ちょうどお昼に私が副顧問を務める硬式野球部の東医体初戦 優勝候補の一角Y市大との試合があるのです。

そこで東京の手前品川で新幹線を降り、浜松町から東京モノレールで昭和島へ!

そこから橋を渡り、やって来たのは私が硬式野球部の試合を初めて見た「大田スタジアム」!‬

‪既に試合は始まっていて、4回裏。先発は東医体2連覇をした際の決勝戦、奇跡の好投をした6年生のI君。まだ0-2でしたが、私がスタジアムに到着すると、すぐにホームラン打たれ、0-3。その後も追加点を取られて0-5(汗)

しかしまだここから!、ということ5回表に2点取り返し2-5‬に追い上げます。
‪さあ、まだまだこれから!、とは思うのですが、追加点のチャンスを逃したことで流れは向こうにまた戻り、結局最後は2-7で残念ながら初戦敗退。残念!‬

この大会を最後に引退する6年生4名。6年間ここまで続けてこれたことはきっと人生の中での財産の一つになります。約半年後に迫る国家試験を乗り切って、早く社会人になり、大きく巣立って欲しいですね!
‪しかしこの日は外は暑い🥵‬

泌尿器科のS先生の車で千葉に戻ることに!千葉に到着後、大学に戻る前に遅いお昼は杉田家でラーメン!

亥鼻に到着後30分ほど仕事をしたら、また東京へ!
ウイルス学S教授、疾患生命医学H教授とともに東京駅へ。この日の夕方は、再来年4月に出来る新医学部棟への引越しに伴い、失われてしまう可能性のあるものを保管しようという同窓会のメモリアル委員会に参加。

私は最近カリキュラム改革で忙しくて開店休業状態の「医学資料保管WG」の主査なので、この委員会に入れられております(苦笑)
まあでも難しいですね、前の教授が辞めて、新たに別な方が教授で異動してくると、古いものは大抵捨てられることが多く、おそらく私もその一人。

どれが医学的に価値のあるものなのか、は新しい教授には判断がつかず、これまでも多くのものが既に捨てられてしまった可能性が高いです。
以前在籍していた教室には「○○」が保管されてい他はずだが、、、という古い記憶に辿りつき、思い出されるものがあればいいのですが、他科になると全く覚えてはいないものですからね〜

しかもそういうメモリアルなものを見出したとしても、どう保管し、どう陳列してゆくのか?、頭の痛い問題ではあります。

ここは時代を担う若手中堅の方々のご意見を頂きたいところですが、同窓会は現在超高齢化が進んでおり、若手中堅の参加が少ない状況。これも合わせて、若手中堅の参加を増やさないと、伝統ある母校の歴史の継承ができなくなりそうです。

さあ、若人よ!、いざ同窓会へ!!、な〜んてね

 

ということで、プレプロ昆明はここまで。
続いて「Road To Kunming(雲南省昆明への道)中編」につながるわけです。

Road To Kunming(雲南省昆明への道)中編

では皆様、後編をお楽しみに!!

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