8/5(水)にZOOMによりオンライン開催された2020年度第2回日本薬理学会理事会。5回目の今回の報告は「第96回年会長への道」です。
2018.4.30に、この異能塾の中で以下のような記事を紹介しておりました。
「2、私が教育委員を務める生理学会は3年後の2021年、名古屋にて解剖学会と生理学会の合同大会を開催するという情報を入手しました。薬理学会は2003年に生理学会と合同開催をして以降、今年のWCPを除けば国内の他学会との共同開催はありません。個人的な意見ですが、私が会員になった翌年の薬理学会生理学会合同大会は非常に勉強になった思いがあり、共同開催は他の学会のことを知ることができる一番の機会になります。合同開催のためには会場を名古屋にする、つまり近畿部会主催にするというこれまでのローテーションを崩すことにもなるのですが、解剖生理に薬理学会が加わることは会員にとって大変有意義なものになると考えられるので、これを検討して頂きたい。」
これは理事になるまで知らなかったのですが、年会長の決定は年度が始まった最初の春の理事会ではなく、7月に開催の夏の理事会で担当部会を4つの部会の中から決め、決まった部会の理事の一人が取りまとめ役となり、部会の中での候補者探しを行い、その結果を12月の冬の理事会で報告し、複数の候補者を提案してもらい、単独の候補となった場合は,信任投票を実施し,決定する.という流れになっています。
つまり2018年の理事会では12月に2021年3月の年会長が決まり、2019年の理事会では12月に2022年3月の年会長が決まり、2020年の理事会では12月に2023年3月の年会長が決まる、ことになります。ですので、通常年会長は3月開催とすればその2年4ヶ月前に決定する、ということになるわけです。
2018年5月の時点で第93回(2020年3月)は横浜、第92回(2019年3月)は大阪、第91回(2018年7月)は京都、第90回(2017年3月)は長崎、第89回(2016年3月)は横浜、第88回(2015年3月)は名古屋、と過去6年間で関東部会2回、近畿部会3回、西南部会1回、北部会0回と来ておりますので、次の第94回(2021年3月)を、解剖・生理学会合同大会と合わせて近畿でやるとなりますと、近畿が過去7年で4回と突出してしまうため、それは難しく、過去6年間に1度も開催されていない北部会が担当するのが妥当なところではありました。
そしてその予想通り、2018.7.1に開催された理事会では、この年度決定を含む過去20年間の年会担当部会が提示され.開催回数及び開催間隔の観点から第94回年会開催部会を北部会とすることに決まりました。
ですので、2018.4.28に私が提案した解剖・生理学会の合同学会への薬理学会の参加を目指して近畿部会に担当してもらう提案は流れることになりました。
さて、理事になりこの年会の決定方法を知ったことで、私が目標とする生理学会との連携を実現するのはなかなか容易ではないことを学んだ訳ですが、ここで私がさることに関係することとなります。
2018/06/22 (金) 付けの一般社団法人日本臨床薬理学会社員に宛てて、「第42回日本臨床薬理学会学術総会長(2021年)候補者公募のお知らせ」が届きました。2018年9月18日(火)の期限までに候補者届と2名の社員による推薦書を提出するのですが、この際の推薦人の一人を私が務めることとなりました。候補者は当時日本薬理学会副理事長でおられた(現理事長の)東北大学 Y先生です。前年に続いての挑戦となりました。
WCP2018が終わったもののその余韻の残る2018.7.11より、以下の理由で応援運動を開始しました。
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今回の京都でのWCPで、通常は中々出会う機会の少ない薬理学会の会員と臨床薬理学会の会員が交流する良い機会であったかと存じます。
勿論今後も、私が委員を拝命しております臨床薬理学会学術委員会として、薬理学会・臨床薬理学会の共催シンポジウムは継続させて頂きたく存じます。ですが、それだけでは不十分で、より多くの薬理学会の人間が、臨床薬理学会総会に参加することが重要と考えております。
薬理学会員の参加を促し、両者の交流を深めるためにも、一度薬理学会に近い方が総会を開催することも一つの可能性では無いかと考えました。その方が例えば薬理学会理事であり、薬理学会年会長経験者など然るべきお立場の方であれば、一般の薬理学会員にとりまして、臨床薬理学会に対する敷居も低くなり、参加者増も大いに期待されます。
北海道・東北地区での総会開催は第12回の涌井先生の際の仙台開催まで遡り、27年前となります。同地域の活性化も考慮しますと、3年後の2021年は同地域で開催することは理に適うものと存じます。そこで総会長として、北海道・東北地区世話人で、現在国際交流・リエゾン委員をお務めの東北大学医学部教授のY先生を総会長候補として推薦したいと考えております。
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この応援活動が功を奏し?、他の立候補者がいない状況となったことで、第66回日本薬理学会年会長を経験された慶應義塾大学の加藤隆一先生が第16回日本臨床薬理学会学術総会の総会長を担当されたのに次ぎ、Y先生が日本臨床薬理学会史上二人目の存在となることが、2018年12月の理事会で決定しました。
年が明けて2019年、3月には大阪での第92回年会が金井先生の元、開催されました。
理事の2期目を決める役員選挙で関東部会トップ当選!を果たしたのに加え、人生初の市民公開講座を担当し、7年ぶりに再開された日韓薬理学合同セミナーにもexcursionを含めてフル参加となりました。
平成31年3月13日開催の平成31年度第2回理事会にて「第7回日中薬理学・臨床薬理学シンポジウム」が8月3日~6日まで中国の昆明で開催され、その日本側連絡担当を私がやることが確認されました。
4月からは准教授・講師2名が不在で教授一人というワンオペ教室運営となり死にそうになりながら(大げさ)、さらに学部教育改革担当副学部長を兼務しながら、日中薬理の準備をこなす日々が続き、日中を1ヶ月後に控えた2019.7.5に、令和1年(2019年)第3回理事会が行われました。
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審議事項2.第95回年会(2022年開催)担当部会決定・世話人指名
理事長より,2002年から2021年まで20回分の年会開催担当部会が提示された.開催回数及び開催間隔から第95回年会開催部会を西南部会とすること,年会長候補者については,西南部会理事の植田氏が取りまとめ,次回12月3日の理事会に可能であれば複数の候補者を提案してもらうことを決定した.
(2023年は日本医学会総会が東京で開催されるため,慣例により第96回年会は関東部会が担当する予定である)
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薬理学会の年会は4年に1度開催される日本医学会総会開催年は、総会の開催地に合わせて年会の担当部会を決める取り決めがあります。ですので、2023年は日本医学会総会が東京で開催されるため,慣例により第96回年会は関東部会が担当する予定となる訳です。
日中薬理にかかりっきりの日々でしたので、この時は何も考えておりませんでしたが、通常であれば翌年2020年の7月に第96回年会(2023年開催)担当部会決定プロセスが始まり、12月に年会長が決まることになる訳です。う~ん、他学会との合同開催とかを企画するのであれば、この決定のタイムスケジュールでは遅いなあ、と感じたのですが、とりあえず8月に迫った日中に全力投球でしたので、この件はしばし忘れておりました。
2019.9.23
私の大学の同期が、聖マ医大小児科の主任教授に就任し、その祝賀会が品川プリンスホテルにて開催されました。
聖マ医大からは関係のある教室から参加しておられましたが、その中の一人が薬理学主任教授のM先生でした。彼とは下の名前が同じであるだけでなく、高校の先輩後輩ということで、世の中狭いなあと思いながらも、当然ご挨拶に伺いました。
この時期には既に応募を締め切っている時期のこと、そう第43回日本臨床薬理学会学術総会の総会長候補者選考の件を思い出し、また今回はM先生がその候補ではないかと耳にしていたので、話題としてそれをM先生に振って見たところ、「今の所どうも応募は一人のようです」とのこと。
そこでたまたまの思いつきで、「その年度(2020年度)の2023年3月の学会は関東部会が担当することが予定されておりますから、3ヶ月前倒しして、臨床薬理学会の開催される2022年12月にすれば、薬理学会と合同開催が可能ですね?」とM先生に打診すると、「それは面白いですね!」というお返事。お~、これは面白い!、となります。では臨床薬理学会の理事の先生方にお計り頂き、実施の可能性につきましてご検討頂けませんでしょうか?、とお話をしてこの日は別れました。
さて、あれはどうなったかな~、と思っていた矢先の
2019.10.04
メールが届きました。M先生からです。
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2022年の日本臨床薬理学会総会の担当に内定しました。次回(11月)の理事会で正式決定します。
問題は会場です。
2022年のパシフィコ横浜は、いろいろ交渉した結果、11月28日月曜日から12月4日日曜日?3日土曜日までの1週間をやっとおさえる事ができる、というところまで来ました。現時点で仮押さえです。仮押さえの期日は現段階では12月のはじめ。交渉の余地はある様子ですが、いつまでもというわけにはいきませんし、正式におさえてしまうと2年前でもかなりの額のキャンセル料金が発生します。
先日もお話しました通り、今後学会開催に際して寄付を貰える可能性がどんどん下がってゆく事は確実です。期日を短縮する方向も検討する、と、内々には宣言できていて、大きな反対はない状況ですが、一方で先生からあった日本薬理学会との同時期開催などについても賛成はいただけていて、臨床薬理側としてはポジティブな状況にあります。
形式は重要で、共同開催ではなく、同時期開催として、いくつかのセッションを重複させた日程で行うものの、二つの学会は独立して実施する、というスタンスでないと、承認はされないと思われる状況です。まあ、これはDDWなどもそのようなやり方ですし、問題はないと考えられます。具体的には例えば、臨床薬理が先行して2日間。二日目から薬理学会が合流する形にして、というところでしょうか。
というわけで、パシフィコ横浜でよろしければ、おさえましたので、出来るだけ早期に同時期開催を薬理学会でも決めていただければ、今なら一番の心配ごとである会場の問題はクリアできます。ちなみにパシフィコはこの週を「毎年実施している催事」の予定を追い出して確保してくれた結果、逆に前後の何週間かは確保不可能で確定した、と言っています。
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これを受けて、2019/10/06 、薬理学会の一部の理事の先生方に以下のメールを送らせていただきました。
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先日来意見の交換をさせて頂いております、上記件名のことに関し、動きがありましたので、ご相談方々先生方のご意見を頂きたく存じます。
WCP 2018の共催で薬理学会と臨床薬理学会が曲がりにも共同作業を成功させましたことは、本来は学問的に一緒であるべき両学会が近く良い機会があったかと存じます。
また薬理学会年会長を経験されたY先生が2021年12月に臨床薬理学会学術総会を総会長として開催されますことは、WCPで芽生えた両学会の連携の機運をさらに高めて頂けるものと存じます。
Y総会長に続く2022年12月の臨床薬理学会学術総会長は聖マ医大薬理学のM先生が候補として上がっているというお話を耳にしましたので、私の千葉大時代の同期の聖マ小児科主任教授就任祝賀会でM先生とお会いした際に、ある提案をさせて頂きました。それは
「日本薬理学会年会と日本臨床薬理学会学術総会」の同時開催であります。
今後の両学会のスケジュールは以下の通りです。
2019年度 薬理:横浜、2020年3月(G)、臨床薬理:横浜、2019年12月(S)
2020年度 薬理:札幌、2021年3月(Y)、臨床薬理:九州、2020年12月(O)
2021年度 薬理:九州、2022年3月(未定)、臨床薬理:仙台、2021年12月(Y)
2022年度 薬理:関東、2023年3月(未定)、臨床薬理:横浜、2022年12月(M)
今後の両学会の連携を考えますと、薬理学会は年会長選出が臨床薬理よりも1年遅れておりますので、ここは将来的に改善をしなければならないかと存じますが、幸い2022年度は前回の理事会で「日本医学会が東京で開催されるのに合わせて、関東部会担当である」というお話でしたので、2022年度の年会開催地が既に決まっているということになります。
WCP2018、そして今回のS総会長とG年会長の両学会の相互乗り入れに続き、2021年度にはY先生が臨床薬理学会を開催される流れに乗って、2022年度の関東部会担当年会をトライアル的に3月開催を3ヶ月早めて臨床薬理学会に合わせ、12月に横浜で同時に開催(組織・会計としては別立て)するというのは如何でしょうか?
国際的な流れ、そして本来の学問的な面で両学会は一緒にやるべきだと私も思いますが、まずは同じ場所で一緒に開催(同時開催)してみてはどうだろうか?と考えます。
そこで臨床薬理学会の12月に寄せるか、薬理学会の3月に寄せるかですが、来年3月、薬理学会が横浜で3/16-18、そして生理学会が大分で3/17-19と丸かぶりで、さらに毎年薬学会も3月末にある(来年は3/25-28)ため、薬理と生理(医学部)、あるいは薬理と薬学会の両者に関係している方々にとりましては3月は年度末ということもあり、非常に忙しい時期になってしまう状況であるかと存じます。
それを考慮しますと、まず最初となる2022年度は薬理学会が12月の臨床薬理に合わせて同時期に開催するということを提案させて頂きます。
11月の臨床薬理学会理事会にて2022年の日本臨床薬理学会総会の担当がM先生に正式決定するとのことで、そこの時点で会場も提示するらしいのですが、2022年のパシフィコ横浜と交渉した結果、11月28日月曜日から12月4日日曜日?(3日土曜日)までの1週間を仮押さえできた、とのことです。ただ仮押さえの期日は現段階では12月のはじめまでとのことですので、12/3の薬理学会理事会の決定で間に合うのかどうかは、少し微妙なところではあります。
ということで、長くなりましたが、「日本医学会が東京で開催されるのに合わせて、2022年度の年会は関東部会担当である」こと、同年度の臨床薬理学会総会長が薬理学会評議員であるM先生であること、という幸運が重なった状況であるかと存じますので、どなたがその年の年会長になるかはまた後で決めることとして、将来的な統合も一つの可能性として視野に入れた際、まずは両学会の連携強化を行う、という方針に鑑み、2022年度の年会を3月ではなく12月にして臨床薬理学会学術総会と同時期開催をする、ということをご検討頂きますれば幸いです。
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この問いかけに対し、10/7、すぐに3名の先生方(+事務局)から回答を頂きました。
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1.ご提案に賛成です。むしろその前提で考えた場合の不都合は何かをピックアップする事が判断する上で重要かと思います。私自身にはあまり思い当たりません。しかし一つの留意点、論点は、本当に基礎生物学的な研究を行なっている薬理学会の会員の方々を最も重要視する薬理学会の伝統を失わないようにすることくらいかと思います。
2.本件につきまして、薬理学会年会を12月開催にした際の公益社団法人としてクリアしなければならない点を挙げます。
会計年度が1月から12月の暦年のため、会計監査が1月に行われ、その後「総会」にて審議することと「定款」に規定されていることから、「総会」を改めて開催する必要があります。
その経費が発生しますが、定款を変更せずに年会開催日を変更できます。
現在、思いつく点です。
3.メールありがとうございます。基本的に賛成です。やはり一度、理事会で話し合って決めていただければと思います。
こちらが良くても、先方から断られる可能性はないでしょうか?
4.薬理学会の会計年度は1月-12月ですので,WCP2018のときは,本来3月に行われる年会を7月に後ろ倒し(前倒しの反対の意味です)いたしました.
このため2018年の年会は7月に1回だけの開催でした.
今回の2023年3月の年会を2022年12月に開催するご提案では,2022年の年会は3月と12月の2回開催となり,2023年は年会開催無しということになります.
12月に年会を開催すると,決算までの期間が短いため厳しそうですが,そのつもりで取り組めば決算につきましても不可能ではないかと思います.
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そこで、10/9に以下のメールをM先生にお送りしました。
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これまでは主に医学部薬理学系の理事の方々に図っておりますが、基本皆さん同時期開催に賛同をして頂いております。
ただ、やはり最後は理事会で議論をするべきではないかというご意見もあり、そうなりますと、今年の12/3火曜日午後に理事会があり、そこにて決定できるのではないかと考えております。
M先生のお話ではパシフィコ横浜は「仮押さえの期日は現段階では12月のはじめ」とのことでしたので、12/3の理事会の議論をお待ち頂けるかどうか、そこに関しましてM先生のご意見をお伺いしたくメールをさせて頂きました。
薬理学会の会計が1月始まり12月終わりということで、3月に開催してさらに翌年3月の分を前倒しにして12月開催となると、同じ年に2回やることになり、その翌年は年会は無しになる、ことになるのですが、不可能ではないとのことです。超えねばならないハードルはあるようですが。
取り急ぎ、現在までの進捗状況をご報告させて頂きました。
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10/10、M先生からの回答
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12月3日の日本薬理学会の理事会である程度の決定がなされれば、もう少しパシフィコとの交渉の余地が生まれると思われます。
前倒しのハードルだけでなく、演題数にも変化が現れる可能性はありますので、注意は必要だと思います。
私どものような講座・研究室がどれほどあるかは判りにくいですが、基本、私たちの所は、両方出せるようにすることを、原則、義務にしています。特に地方開催の場合は、発表者でないと旅費が出しにくいという、下世話な理由だったりしますが、そのような参加者は、片方にしか出さなくなる事で、両方の学会を合わせた演題数にはネガティブな要素が働きます。
そこで、私の計画としては、もっと広い職種の人が「正しい医療の実践」を目指す中での「正しい薬物治療の知識」を得に来る学習のセッションを増やして行き、「正しい薬物療法の実践」を支援する、本来の臨床薬理学の1つの側面を推し進めて参加者を確保する、なんてことを考えています。本当は臨床医の参加を促したいのですが、これはなかなか難渋すると思っています。数年後に備えて常にその努力は継続する必要がありますよね。
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11/11、M先生へのメール
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時期移動となると薬学系(基礎薬理)の先生方のご意見も重要になりますが、2名の先生方にご意見を伺いましたが、いきなり恒久化ではなくトライアルとして実施するのであればやる価値はあるという前向きの評価を頂きました。
これから12/3の薬理学会理事会の議題に関する提案を行うところですが、執行部会も原則同時期開催の方向で動いておりますので、臨床薬理学会理事会の方でもそのようにご報告を頂ければと存じます。
1点ですが、薬理学会と臨床薬理学会の両学会員である某大薬剤部の先生と話をした際に、両学会に関係する人が合計5日間学会に参加するのは難しいので、合計4日にならないでしょうか?という意見を頂きました。初日は臨床薬理のみ、2、3日目が同時(平行開催)で、4日目が薬理学会のみ、とするほうが時期が長くならず、しかも財政的にも有効で、足りない部分は双方の学会が実施しております地方会活動などを活性化することで対応する、という案につきまして、可能でありましたら臨床薬理学会理事会にてご意見をお伺い頂きますれば幸いです。
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同日、M先生から
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一昨日の日本臨床薬理学会の理事会で、2022年12月は私が担当に決まりました。浅学非才の身ですので、御指導賜りたく存じます。どうぞ宜しくお願い申しあげます。
そこの席でも確定はしていないのではありますが、正式に理事には3日の会期を2日に短縮する可能性についてオープンにしました。先生のご心配の通り、送りっぱなしは大変、は本当です。
現時点では全く個人的な計画ですが、日本薬理学会が3日開催として、日本臨床薬理学会が2日開催とすれば、1日を重複日程として、始まりから4日間の開催になると思っています。臨床薬理の理事会では2日開催案については、さしあたりの反対意見は出ていません。
実際には、多くの場合前日に行われる市民講座、終了翌日に行われる「臨床薬理学講習会」がありますので、その部分が先行1日、重複がもう一日、となりますが。
イメージとしては以下の通り?
月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜
臨床薬理 市民講座 総会 総会 講習会
薬理学会 総会 総会 総会
全体が後ろにずれて火曜日から土曜日まででも良いですし、臨床薬理と薬理が逆でもOKかもしれません。
いかがでしょうか。そろそろ具体化したい所です。
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11/18、M先生へのメール
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臨床薬理学会理事会での、M先生の2022年12月学術総会長就任の決定、おめでとうございます!
また、2022年の薬理学会・臨床薬理学会の同時(期)開催に関しても、大きな問題が無かったとのことで、安心致しました。これでまずは一歩が踏み出せた形になったかと存じます。有難うございます。
薬理学会も、従来は土日にかけずに平日に開催しておりますので、問題ないかと存じます。
あくまで私の個人的な思いは、このスケジュールが望ましいのではないかと考えております。
(土曜日に薬理学会の市民講座も可能ですね、あ、市民講座も一緒に、というのも可能でしょうか?)
では、まずは12/3の理事会の結果をお待ち頂きますれば幸いです。
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11/18、M先生から(表の添付あり)
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実はあまり考えずにこのような表をお送りしてしまいましたが、実は部下からは多くの課題を提示されています。いちおう、例、と考えていただければと存じます。実際、いろいろと検討項目があって、うち合わせの会合がある方が良いなぁ、と思います。
いくつかある課題のうちの一つが、先生もご指摘の市民公開講座。これは一緒にできないものか、と。確かにこのあたりは一番問題が少なく「共催」に持ち込めるところだと思います。そもそも市民にとっては「ちゃんと薬を飲む」とか「興味のある病気についてその治療を知る」とかですので、かなり臨床的な薬物治療の話を聞きたいわけで、どちらの学会がやっても似たりよったり、です。同じような内容を週の前半後半に行っても、手間とお金がかかるわりには、得をするのは都合が合わなかった方だけ。というわけで、部下は市民公開講座は週末=今回の日程では土曜日、にやるべきだと。。確かに。
そうなると私が書いた表は全然だめですね。
それから実は、日本臨床薬理学会は12月開催が通例になっているので、今回の日程では後半が12月。本当は土曜日を含めてやりたいのです。かなりの人数の参加者が病院勤務者なので、土曜日の方が休みやすい。となると、臨床薬理学会の最終日を土曜日に持ってくると、市民公開講座や臨床薬理学講習会を別の場所に移さなければなりません。今回のパシフィコの調整では日曜日を押さえられていません。
市民講座公開講座を土曜日のパシフィコで開催できるように、臨床薬理学会3日目のプログラムに余裕を持たせる事で、他の場所が抑えられないという事態には対応はできるでしょう。この場合は土曜日まで2.5日開催の雰囲気、でしょうか。
こんな感じで、さてどうしたものか、という悩みは尽きません。
あとは心配なのは薬学部のOSCEがこの時期だったのではないか、と思います。薬理学会の方には案外影響が大きいのではないか、と危惧しないでもありません。
機器展示などの収益源の取り扱いも難しい面が残ります。今まで薬理と臨床薬理の両方に出展してくれていた企業は良いですが、どの程度いるでしょうか・・。
あまりいないのではないかと思います。途中で切り替えは夜間作業などになってしまい、事実上不可能ですので、4日間フルに出してもらうとしても3日程度の出展と同程度の金額にせざるを得ないのではないか。そんな風に考えています。まあそれを両学会で折半するのなら、収益としては両学会として減額になります。
参加費もそうです。両学会参加の人には減額した参加費を設定するのが妥当と思いますが、これも減額要因。他の学会では「どちらの学会参加を優先にして申し込むか」で全部取り、などという前例もありますが、これは共催の例なので、今回は該当せず、ですね・・・。
やはりそれなりの責任ある人が両学会から集まって、話し合いをする時間を持ちたいものです。内々で、となりますが、ある程度のすり合わせはそろそろ・・・、と感じています。
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う~ん、さてどうしたものか、とはいえ、自分にはまだ何の決定権もないし、、、と、ここでメールの交換をしてから暫し中断となりました。
期待していた12/3の理事会で本件は議題とならずに終わってしまい、あらら、という感じで(汗)
再開したのは年が明け、また3月年会が誌上開催となった後の薬理学会理事会の報告から、となりました。
2020/03/16、M先生へのメール
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薬理学会年会は中止となりましたが、昨日薬理学会理事会が開催されました。
そこで、
1, 2023年3月に開催する第96回薬理学会年会は関東部会担当とすること
2, 2022年12月には横浜で第43回臨床薬理学会学術総会が開催されるため、それに合わせて2023年3月開催の年会を2022年12月に前倒しして、臨床薬理学会との同時開催を行うこと
3, 第96回薬理学会年会長は4月以降の新理事会、特に関東地区理事間で早急に(7月を目処)決定すること
が決まりました。
臨床薬理学会側からは臨床薬理学会と関係の深い方を希望しておられる、ことは現在の関東地区理事と新理事長では共有しておりますので、7月には(恐らく)私で決まる見込みであります。
年会長が決まらないと日程が確定できないかと存じますので、もうしばらくお待ち頂くことにはなりますが、7月上旬には正式決定に至るかと存じます。
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2020/03/17、M先生より
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関東部会での決定ができたのであれば、同時期開催も決まっていることですし、「理事長」が代表者として、日程を決定出来ません・・かね・・。(難しいんだろうなぁ、とは想像しますが・・。)
本来なら2月中ということになっていたところを、COVID-19騒ぎに乗じてパシフィコ横浜には連絡しないで放置しています。そろそろ連絡をとっておかないと、まずいかなぁ、という気もしないではないです。7月まで待ってくれるかなぁ・・、というのが本音。
パシフィコから連絡があったりしたら、ご連絡させていただきます。時々、連絡を取り合っておく方が良いですね・・。
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4月に入り、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言も出て、自宅待機の続く中、ゴールデンウィークの最中、5/1に新体制となって最初の薬理学会理事会が開催されました。
そこで新理事長のY先生から、前回の理事会で2022年12月に前倒しして臨床薬理学会学術総会と同時期開催となる2023年3月の第96回年会長を関東部会G理事を世話人として関東部会理事内で候補者を選んで次回7月の理事会に提案をお願いします、という依頼がなされました。
それを受けての2020/05/16「2013年年会会長の件」と題するG理事からのメールです。
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関東部会理事の先生方へ
常日頃より大変お世話になっております。
96回、2023年の年会長候補(関東部会の担当)の取りまとめをさせていただくことになりましたので、早速、皆様にお諮りしたく、ご連絡する次第です。同年は、臨床薬理学会との合同が計画されており、すでに臨床薬理学会の年会長として、M先生(聖マ医大)が会長をお務めになることが決定されております。会場の設定などを考えますと、薬理学会としても、遅くとも今月中には、先方にお知らせする必要があるかと存じます。
従いまして、2023年会は、薬理学と臨床薬理学の橋渡し、連携促進には絶好の機会となるかと存じます。こうした点を鑑み、すでに臨床薬理学会においてもご活躍のC大、A先生にお願いするのは如何でしょうか。
皆様方のご意向、ご意見をお寄せいただきますよう宜しくお願い致します。来週早々には決定し、各年会長に準備をお願いすることとしたいと考えております。全員返信でご返事をいただけましたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。
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関東部会所属理事の先生方からの回答を得たところで、2020/05/21「関東部会理事の先生方へ」と題するG理事からのメールです。
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皆様のご意見を踏まえ、表記会長候補としてC大のA先生をご推薦したいと存じます。この案件を理事会に正式にお諮りするため、資料を手配し、ご審議頂く段取りになろうかと存じます。引き続きよろしくお願い致します。
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このG理事からのメールを頂き、2020/05/22のM先生へのメール
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大変長らくお待たせ致しましたが、ようやく昨日第96回2023年の薬理学会年会長候補者として、理事会にご推薦を頂けることとなりました。
7月に開催予定の薬理学会理事会にて内定の見込みであります。
コロナ禍の現状ではなかなか物事が進まないかもしれませんが、とりあえずこれでM先生と私の間での協議により物事を進めることができるようになります。
お待たせして申し訳ありませんでしたが、ここから(状況を見ながら)2022年12月に向けて進めて行ければと存じます。
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2020/05/25、M先生から
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おめでとうございます。こちらこそどうぞ宜しくお願いいたします。
正式決定の7月まで、パシフィコ横浜には連絡が取れないという事になりますか?そこがひとつ目の課題。
次は、もっと根本的な「ポスト・コロナ」の問題で、本当に従来型の学会が開催出来るのか、もし再び同じような事が起こった場合を想定して、どのようなやり方を考えるべきなのか、がもっと重大な問題。
さしあたり、パシフィコ横浜には全く連絡をしていないので、ご指示を賜れれば幸いです。
これから本当に二人三脚が始まりますね。どうぞ宜しくお願いいたします。
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そして8/5の理事会にて、正式に第96回(2023年)年会会長に決定したのを受け、2020/08/05に、日本臨床薬理学会S理事長と、第43回日本臨床薬理学会学術総会 M会長へのメール
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大変大変お待たせ致しましたが、本日開催されました薬理学会理事会にて私が第96回日本薬理学会年会長となること、正式に決定致しました。
今日からこれで晴れてオープンにすることが出来るようになりました。
COVID-19の影響が2022年12月まで続いているのか、全く予想がつきませんが、とりあえず対面にて開催することを前提として、これから打合せをさせて頂きますれば幸いです。
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ということで、2018年4月の理事就任から2年5ヶ月を経て、先日異能塾で公開した以下の記事につながることになりました。
千葉大学として35年ぶり:第96回日本薬理学会年会長に決定!
千葉大学としては35年ぶりの年会長を射止めた経緯は、人のご縁と偶然に支えられてのものであった、という次第です。
さて、これからが本当の試練の始まり、となりそうですね、、、