2年越しの実現:大岳山から望む富士山

2020.11.15(日)
朝5時に起床。目指すは近所のバス停を6:02に出る三鷹駅行きのバスに乗ること!

「この日はどこへ?、あれ、前日は体調悪くて在宅でのオンライン研究会はしごではなかった?、体調大丈夫?」

と多くの読者(塾生)の方が思われると思いますが、ほんとその通りですよね。
前日の「今日の塾長」のポストでも、数日続いた空腹時の胃部不快感が改善せず、そこに倦怠感と寒気がして、自分でも「すわ!風邪か?、新型コロナか?」、なんて思ったことはお伝えしたばかりですからね(苦笑)

しかし富士山に登った一昨年には実現せず、昨年はトライすらせずに終わった、あることをどうしても実現したく、この日無理を承知でトライすることにしました。

それは以前の「今日の塾長」にも記載しましたが、奥多摩三山の一つで、狼信仰として知られる大岳山から我が心の山「富士山」を眺めたい、というものです。
2018.11.3に訪ねた際には、残念ながら富士山の姿を見ることは出来ませんでした。

『紅葉山さんぽ:奥多摩三山の大岳山へ』
https://fusanokuniinoujuku.vitaly.jp/daily_blog/20181103/

そして実は先週から大岳山に行きたい、そう考えていたところに、突然降って湧いた倦怠感と寒気。しかし土曜日1日を過ぎると、お陰様で見事体調復活。
そんな状況だから当初からの予定である大岳山への山さんぽは止める方向で行く、と自分自身を含め、そう考えると思いますが、ふと私に思い浮かんだことがあります。

それは以前先の「今日の塾長」に記載した内容のこと。

「狼信仰の神社に行くと憑いているものが払われるご利益があるらしいのですが、それを避けるために憑いているものが神社に行かせないようにする、なんてことが以前どこかに書いてあったので、さては私を大岳神社に行かせないためであったか!、と妙に納得(非科学的、笑)。」

そう、今回も私を大嶽神社に行かせたくない「憑いている」ものが、私に諦めさせるように仕向けたのでは?、と非科学的に感じ、その野望を打ち砕くべく(笑)、予定通りの大岳山山さんぽ、となりました。

さらにもう一つ、克服したい課題がありました。
それは昨年5月に訪ねた日の出山からの帰り、金比羅尾根を下って武蔵五日市駅に向かう700mの下りを進んでいたところ、「違和感のあった左膝が痛みで歩けなくなる状態に」なったことです。

このことは
「令和最初の1ヶ月:新医学部棟起工」
https://fusanokuniinoujuku.vitaly.jp/daily_blog/20190531/

に書いてあるのですが、この700mの件で爆発する「左膝」を抱えたままで、今後山さんぽを継続出来ない、という思いから、今回大嶽山を登った後、あえて900mを下って、御嶽渓谷から秋川渓谷へと抜けるルートをとることにしました。

6:02発のバスは結局5分遅れ、その結果三鷹駅到着は6:17。残念ながら予定していた6:16発の電車には乗れませんでしたが、その分駅のコンビニでおにぎりやお茶、甘いものなどを購入して6:32発の中央特快で立川へ。

立川駅から青梅行きに乗り、青梅へ。しかしここで20分待ち。
この日は雲ひとつない青空!と天気はいいのですが、気温は低く8度。
奥多摩行き4両編成がやってきたのは出発の7:40の3分前でした(汗)

ここまでずっと電車では座れましたが、無事に御嶽駅到着。
ここからケーブル下駅までのバスは座れず、またケーブルカーも座れず。
いや、ただ体力を温存したかっただけで、、、

御岳山駅について、登山靴の紐を調整し、トイレに行って出発の準備が整います!
朝8:35、いざ大岳山に向け出発!
3週間前に武蔵御岳神社に来た時よりも紅葉が進んでいますね。

今回御岳神社参道を途中まで行きますが、本宮の参拝はせずに先に向かいます。
そして天狗の腰掛杉まで来ましたが、奥の院(それに続く鍋割山)もスルー。
巻道を通り、一気に大岳山に行く作戦です。

斜面を上り峠を越え、鎖場や梯子の場所を通りすぎ、10:30には旧大岳山荘・大嶽神社奥宮のある場所に到達!

ころっとしてかわいい狛犬のいる奥宮に参拝すると、さらに大岳山頂を目指します。

奥宮の裏手の傾斜を上り、さらに岩場の続く道を四苦八苦して登ると、風が急に冷たくなったのを感じ、ついに頂上が近いことがわかります。
さあ、富士山は見えるのか!?

見えた〜!、頂上到達!
2年越しの夢?が叶った瞬間です!
山頂は前回2年前と同じで人だらけ!
流石に蜜は避けられていますが、コンロでお湯を沸かしてコーヒー飲んでいる人、カップ麺を食べている人、様々ですね。
我々もおにぎりを頬張利、少し休んだら、さあ、900mの下山に挑戦です!

再び大岳神社に戻り、そこから今度は馬頭刈山に向けて尾根進みます。
行きの道と違い、歩く人も少なく、道を覆う落ち葉も多いですね。

30分も歩くと尾根を降りる分岐点の白倉分岐。その手前にあったベンチからは雲に隠れそうな富士山と再び出会うことが出来ました!ちょうどここでお昼12時を迎えます。ここまでで200m下っています。残すはあと700m!

さてここからはひたすら下り。昨年の失敗?を受け、両膝にはサポーターを巻き、出来るだけ歩幅を狭くして、膝への衝撃を減らしながら、ジグザグの急斜面を下って行きます。

どこまでもどこまでも、焦らずに道を下ります。
そろそろ斜面のジグザグがなくなったかな、と思うと、今度は尾根道になりますが、これまた急な下りの尾根道が続きます。沢の音が聞こえるようになり、だんだん周囲のやまが低くなり、いつの間にか周囲の山が高くなるように感じられた頃、1時間以上歩いて舗装された林道に出ます。

しばらく行くと民家が見えてきて、見慣れた建物が前方に!
そう以前車で来たことのある「大嶽神社里宮」までやってきたのでした!

武蔵御岳神社、秩父三峰神社、そしてこの大嶽神社と狼を祀る3神社、今年はそのいずれの神社でも本宮(里宮)と奥宮(奥の院)を同じ日に参拝することが出来ました!

その後無事に白倉バス停に13:40到着。武蔵五日市行きのバスは14:21発。
近くの売店の自動販売機でキリンレモンを飲んだり、アーモンドミルクを飲んだりして時間を潰し、バスに乗り武蔵五日市駅へ。今年ここに来るのは初めてですね!

武蔵五日市から拝島、拝島から立川、立川から三鷹と乗り継いで帰宅。

先週に続き20,000歩越え!、そして体重は63.1 kgに減少!、歩いた距離は13.6 kmでした。何より、この900 mの下りを耐え、膝は爆発せずに終わりました。
さあ、これで今年の短かった山さんぽシーズンは終わりですかね、、、

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