58歳:燃え尽き症候群?

毎年3月には、通常であれば中旬に日本薬理学会年会、そして下旬に日本生理学会大会があり、特に生理学会は3月末の最終週にあることが多く、これが終わると本当に「今年度」が終わるんだな、という感じが強い私です。

しかし今年は薬理学会年会は既に昨年12月に終わっており、昨日まで京都で開催されていた生理学会第100回記念大会が終わったので、まだ3月31日まで2週間あるのですが、何となく「年度末」感があり、2022年度が終わったように感じます。

それというのも、ひょっとすると昨年12月に私が会長を務めた第96回日本薬理学会年会/JPW2022大会が終わったものの、それまで全力でやってきたツケ?でしょうか、最初は極度の疲労感、そして年会終了後1−2週間経ち疲れがほぼほぼ取れた先に残ったのは「虚脱感」でした。「年会ロス」とも言える感じでしょうか?

WCP2018 Kyoto以来となる4年ぶりの日本薬理学会と日本臨床薬理学会が力を合わせて開催する学術集会が本当にうまく行くのか?に始まり、今回だからこそ実施する様々な企画の数々が本当に受け入れられるのか?、時期としても内容としてもそもそも普段と違う開催で参加者が集まるのか?、そして何より新型コロナ感染症のいわゆる「第8波」が来た際に、当初からその方針であった「現地対面開催」が本当に出来るのか?、などなど、あまりにも多くの不確定要素がある中で、さらに(既に昨年秋開催の地方部会の学術評議員会で報告がなされていますが)私の会の約9ヶ月前に開催された福岡年会での「大赤字」が計上され、私の年会では黒字化が理事長からの「至上命令」となり、財政の安定という保守性と学術集会としてのチャレンジという革新性の、どちらかと言うと相反する内容をどうバランスをとりながら進めて行くか?、本当に一寸先は闇、という状況下にあり、傍目にはテンション上がって楽しんでいるように見えたのではないかと思いますが(まあ実際そう言う部分も多かったですが、苦笑)かなりの高度なストレスにさらされていたと言えるかもしれません。

年会最終日12月3日から1−2週間経ち、疲れが取れた後に感じた虚脱感、そして年が明け1月中旬に出た暫定的な収支概算で、学会本体からの準備金190万円を全て手付かずで返した後でも約700万円前後の「黒字」が明らかになったこで、私の心に「安堵」の時が訪れ、「役目が終わった」感が自分の中に溢れてきました。

そう、虚脱感が虚無感?に変わってきた感じですかね、自分では今まで感じたことのない、言わば「燃え尽き症候群」では無いかと思うようになりました(笑)。

2月になり、私の誕生日を迎えて還暦まであと2年の58歳になったのですが、嬉しいポジティブな気持ちは元々ない(笑)ものの、歳を取るのが嫌だなというマイナスの気持ちも起こって来ず、ただ淡々と事実を受け入れるだけ、の状況でした。

昨年2月の義父の逝去に始まり、連休明けに息子が大学の近くに家を借りたことでほぼほぼ家を空けるようになり、老夫婦二人の活気のない生活が到来。
2001年のフランス留学からの帰国以来、私と家内にとってなかなか行けないフランスの代わりに国内で手軽に行けて南仏での生活を思い出せる場所であった、箱根の星の王子様ミュージアムの2023年3月での閉園のニュース、

日本の中の南仏との別れ

さらには自分たちが子供の頃にテレビでよく見た俳優さんや文化人の逝去のニュースなどなど、、、
年会が終わる前はその猛烈な?準備に没頭することで忘れていた現実が年会終了後、目の前に顕になった、と言えるかもしれません。

新年を迎えた後には某学会から理事長になることを依頼されたり、某団体の評議員を依頼されたり、得意の学内外の選挙における数々の支援活動結果、あるいは学術集会の会長を依頼したいと言われていたものが依頼されなかったり、自分や部下の科研費が不採択になったり、プラスのこともマイナスのことも、以前だったら一喜一憂していい意味でも悪い意味でも感情を抑えることが出来なかったものが、最近は何を聞いても驚かないまるで「アパシー」とも言うべき状態ではないかと考えるようになりました。

「安西さんでもそんなことあるんですね!」(そりゃ私だってあるでしょ!)
「安西さんも普通の人間だったんですね!」(なんかバケモンとでも思ってました?)

ようなことを最近言われるのですが、何を言われてもカチンとくることも無くなり、かといって本当に何もする気がなくて何もしないわけでもなく、うつ病なんだか、よくわからない、と言うのが正直な気持ちです。

今年に入った後でも、ここ異能塾にはまあいつもUPしたい内容はたくさんあるのですが、これまでのように忙しくて更新できないと言う理由の他に、何となく書く気が起きない書く気にならない、と言うこともありました。

私にとって(他の方にとっても?)大きなイベントである確定申告も無事に?14日に提出を終えることが出来、生理学会大会の終了と相まって、一気に年度末感が出てきたことで、年末の年会から約3ヶ月が経った今、ここ異能塾でも現況のご紹介とさせて頂きます。

この虚無感から離脱する時がくるのでしょうかね?
免疫力も低下?していたのか、新型コロナが落ち着きを見せ出したこの時期、先月ついに?コロナ陽性となり、一晩だけ38度の熱が出て終わりましたが、それから約1ヶ月経ち、まだ時折激しい咳が出ると言ういわゆる後遺症と付き合い、何となくカラダも元通りでないな、と感じる今日この頃です。

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