7/13-16の教室の新医学部棟への引越しの準備が思った以上に大変(準備していると色々面倒なことが入ってきて、結局夜にならないと準備が出来ない、涙)で、引越し当日も自分の片付けに追われると言う状況により心身が久しぶりに疲弊し、異能塾のUPが出来ない日々が続きました。
そんな忙しい日々でも色々な出来事は起こりますので、それを書きたいのですが、流石にちょっとだけでも記載する、ことすら余裕がないくらいの疲労度で、7/17-18の週末では疲労が取れず、この五輪4連休まで引きずってしまった次第です。
この3日間、ずっとやらねばならなかった、特にメール関係をしこたまレスしまくって、8−9割は吐き出しましたが(連休明けが怖いですね〜、汗)、100%までは徹底できない私のため、緊急事態宣言下の東京ではありますが、最終日くらいは密を避けて、県境を跨ぐことなく、少し山さんぽでも久しぶりに行こうか?、と考えました。
2021.7.25(日)
朝6時起床、いつものライトは朝食を済ませ、7時には家を出る。
向かうは三鷹駅。7:06に近くのバス停へ到着。7:05に来るはずのバスは後ろ姿を見ていないので、これはきっと遅れている!、と思うも、三鷹から乗る予定の電車は7:34発のため、バスに行かれた事態も考え、1つ先のバス停まで歩くことに。
1つ先のバス停に来ても、バスの来る気配なし。これは駅まで歩くか!、とバス停を離れた瞬間、交差点を曲がって来るバスを見かけたため、急いでバス停に戻る。そして7:11バスに乗車。
三鷹駅には7:18に到着。軽いおやつを買ったり、トイレに行ったりして時間を潰し、7:34発の中央特快高尾行きに乗る。まだこの時間は空いているので着席。
国分寺、立川ときて、ここで下車。今度は7:55発の奥多摩行きに乗ります。こちらも始発のお陰?で着席。電車は西多摩の田園地帯を進みます。拝島、青梅と来て、青梅を過ぎたことから丘陵が見え始め、多摩川沿いの峡谷を電車は進みます。
緑の山々、そして青い空が近づいて来ます。高水三山登山口の軍畑、武蔵御嶽神社入り口の御嶽と、馴染みの駅を過ぎ、今回は終点奥多摩の2駅手前の鳩ノ巣駅。
そう今回目指すのは、東京の西部、奥多摩地方で一番人気の鳩ノ巣渓谷。
ぴあMOOK「日帰り 山さんぽ 首都圏版」に紹介されていた鳩ノ巣渓谷を散歩してみよう!、と言うことで、これなら密も避けられますし、県境も跨ぎませんので、セーフ?かな、と(^^)
9:02鳩ノ巣駅到着! 駅前は当然何もないのですが、綺麗なトイレがあったり、駅舎も新かったりと、こんな山の中にも関わらず、ここは東京都、なんですよね〜。少し歩いて青梅街道に出ると、洒落たカフェがあったりして、嬉しい限りです。
しばらく行くと、最初の目的地?「双竜の滝」へ
岩で二分された水が流れ落ちる様が、竜に例えられているとのこと。
ここから舗装された小道を下って行くと、ついに清流・多摩川はすぐそこ!
しかし目の前に見えてきたのは鳥居。そこに神社があれば参拝する、と言うポリシーの私は、鳥居をくぐり、岩?の上を目指して登って行きます。
ここ玉川水神社は、「鳩ノ巣」という名の由来の地、とのこと。看板には
「明暦3年(1657年)、江戸に振袖火事と呼ばれる大火があり、町の復興と江戸城の一部を修理するために奥多摩の木材が必要となりました。木材は多摩川を利用して運搬されるため、多摩川沿岸には人夫を泊める飯場小屋が各地に建てられました。現在の鳩ノ巣渓谷にも飯場小屋が建てられ、そこに祭った玉川水神社の森に二羽の鳩が巣を作りました。朝夕えさを運ぶ様が睦まじかったので、村人たちは霊鳥として愛護したことから、やがてこの地は「鳩ノ巣」と呼ばれるようになった。」
と言ういわれが書いてありました。
頂上まで登ると、断崖の上! 多摩川の流れとそこにかかる鳩ノ巣小橋と言う吊り橋がよく見えます。しかし高所恐怖症の私、崖のギリギリまではとてもいけません(汗)
岩の上の神社から降り、いよいよ渓谷の散歩です!
エメラルドブルーの川の流れを見ながら、川面を吹く心地よい風を受け、上流へと向かいます。
途中現れた鉄柱に沿って進むと、それは斜面を上えと登るように誘導されていて、それより他に行きようがないのでそのまま進むと、ほぼ青梅街道と同じレベルの高さまで戻っていました。この上りはキツかった!
少し休んで歩き出すと、そこに現れたのは白丸ダム。ここまでが鳩ノ巣渓谷で、ここから先は数馬峡渓谷との事。
しかしまたここが断崖絶壁で、腰が引けながら対岸へと向かいます(汗)。
高さ30mのダムによって魚の遡上がさえぎられるため、平成13年に新型の魚道が設けられ、アユやヤマメが遡上できるようになったとのこと。4月~11月の土日祝日には、この日本最大級の魚道を見学することが可能だそうですが、そこの上り下りも疲れるので、今回はパス!
この先数馬峡渓谷伝いに奥多摩駅まで歩く予定だったのですが、最初の40分の久しぶりの散歩が意外に疲れたので、白丸駅から電車で一駅、奥多摩まで行こうかと思いましたが、ちょうどバス停があり、日曜日は原則1日4往復なのに、10:18発の奥多摩駅行きバスがあるので、これでいこう!、と思いつき、バスを待つことにしました。
バスを待っている間に、斜面を電車が走るのですが、いつも見慣れた中央線の車両が、こんな奥深い山の中を走っている違和感、まあこれも面白いのですがね(^^)
バスは1分遅れ(三鷹より優秀!、笑)で到着。さあ、これに乗って一路奥多摩駅へ!
そして人生初の奥多摩駅到着! 青い空、緑の山々の中で、これまた映える駅舎ですね。
近くにある奥多摩町観光案内所でパンフレット類をゲット!
そこから細い路地沿いに数件、飲食店などが並んだ「お稲荷こみち」を通り、大通りに出ます。
そこにあった唐揚げ屋さんになんとソフトクリームを売っているようなので、そこで本ワサビソフトを購入! お店の外で食べていると、次から次とお客さんが! まだ10時半過ぎでしたが、真夏の太陽が降る注ぐこの日、誰もが涼をを求めますよね? 売り上げに貢献しましたかね?
このまま帰るのもなんですし、本ワサビソフトを食べたらなんか元気が回復したので、ここから歩いてすぐの奥多摩ビジターセンターへ。
ここでセンターの若い女性が、近くの案内もしますのでお声がけください!、と言うので、では4つある散策コースの中で所要時間30分〜2時間と一番短い「氷川渓谷・愛宕山」散策マップをもらい、説明を受ける。
そう、神社!、と聞けば行くしかないのです(笑)
と言うことで、急遽、多摩川沿いに崖のように?聳える標高507mの愛宕山、そしてそこにある愛宕神社を目指すことにしました。
多摩川にかかる昭和橋を超えてすぐ左に広場があり、そこが愛宕山への入り口。
今日は登山靴ではないのですが、ウォーキング/ランニングシューズではあるので、20分ちょっとで登れると聞き、まあそれほどでもないだろうと、登り始めます。
鳩ノ巣渓谷を歩いて疲れていた割には、最初はまあそんなにきつい感じはありませんでした。
しかし多方向への分岐を過ぎた先に現れたのは、188段に及ぶ急階段。これが上に行けば行くほど傾斜がきつく、登り終えた頃には息も絶え絶え(汗)
そこからさらに登ると、ヤマユリのお出迎えを経て、五重の塔にたどり着きます。目指す山頂の愛宕神社は後少し! 後で登る山頂よりもここのレベルでの方が周囲の見晴らしは良かったです。
青い空、白い雲、緑の山々、もう気分は爽快!、ですね(^^)
そしていよいよ愛宕神社へ!
一応360度見渡せますが、木々がありそれほど視界は広がりません。どうやら愛宕山は山容そのものが、後で訪ねる奥氷川神社のご神体と目されていたとのこと、神社本殿前の岩が、それなのかもしれません。
何はともあれ、この日ここに来られたご縁と、この旅の無事を祈りました。
そこからは同じ道を下り、広場まで戻ります。でも昭和橋は渡らずに、多摩川沿いに遡り、多摩川にかかる登計橋と言うこれまた吊り橋を渡ります。
橋を渡ると、どうやらそこは海水浴場ならぬ川水浴場?のようで、多くの人がまるでビーチのようにテントを設営して川に入っています。あ〜、俺も入りてーな〜、と思うのですが、足が疲れて、階段を降りてもまた登らねばならないのを思うと躊躇(汗)
そこで今度は多摩川の支流日原川にかかる氷川小橋という吊り橋を渡り、最後の目的地?奥氷川神社へと向かいます。
この奥氷川神社、日本武尊が東征の折に祀った社を起源とし、貞観2年(860年)无邪志国造の出雲族が「奥氷川大明神」として再興したと伝えられ、大宮の氷川神社と所沢の中氷川神社とともに「武蔵三氷川」と呼ばれ、一直線に並んで本社・中社・奥社の関係になっているとも。
何はともあれ、ここを参拝して、今回の旅は終了!
この後奥多摩駅に戻ります。喉が乾いたので麦茶でも買おうと自販機に行くと、130円ということで、100円玉2枚入れたところ、10円玉が7枚戻ってきます。
う〜ん、これはすぐ隣の大木戸稲荷神社にも参拝せよ、というお稲荷さんの仕業だな、と苦笑しながら立ち寄ります。さっきトイレに行った際に、100円玉しかないからお稲荷さんの参拝はしないでおこう、と思ったばかりだったので、呼ばれてしまいましたね。
駅に戻り、スイカかざして構内に入り、ホームで電車を待ちます。本当は駅舎の上にあるカフェで、ビールでも飲みたかったのですが、缶ビールは販売しているものの、店内では飲まないでください、というので、食事自体も辞めたのです。
奥多摩12:35発の青梅行きで、まず青梅へ。青梅からは立川行きで、立川へ。そして立川からは中央特快で三鷹へと戻ります。三鷹着は14時。お昼も食べてないので、早く戻ってきましたね(^_-)
三鷹駅で翌日からの勤務のために、半年分の三鷹ー千葉の通勤定期(15万6千円なり)を購入し、やらねばならなかったことも終えることが出来ました。