源氏と平家の誕生(52)

【著者】
関 裕二

【出版社】
祥伝社新書

【内容】
なぜ、源・平の二氏が現われ、天皇と貴族の世を覆したのか?古代史を得意としてきた著者が着目したのは、天皇だった。天皇という制度はいかにして生み出されたか。そして、この制度が結果として武家社会の誕生の糸口となったのは、なぜなのか。その中から、とくに源氏と平家の二門が現われてきたのは、なぜなのか。蘇我氏、持統天皇、長屋王、光明皇后、東北の名もなき俘囚…古代史の立役者たちが、500年もの年月を越え、武士の時代と結びついてくる。

【一言書評】
私の好きな作家である古代史が中心の関氏の源平の話、と思って手に取りましたが、源平の東国での起りもやはり古代にそのルーツを辿ることができるというものでした。
天皇と貴族の世を覆したという点で「日本史のひとつの大きな転換点は保元・平治の乱にある」とは言えるかと

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