回想、8年前の8月上旬:家族で箱根旅

8年前、2013年、私がD医大で「主任教授」になって3年目。この年の8月、私は48歳でした。
1年サイクルで動く大学の中で、これを2サイクル回し、前期に教育duty(薬理学講義)を入れているので、3回目の講義が終わったところ。D医大での生活にも慣れ、そろそろパワー全開(最初から?、笑)の時期でした。

時間を見つけては家族でよく行った場所の1つが八ヶ岳であることは前回紹介しましたが、

回想、10年前の8月上旬:家族で八ヶ岳高原ドライブ

もう1つ、よく出かけた場所がこれからお話する「箱根」でした。
その理由にあげられるのは、今はもう無い「箱根みたか荘」の存在です。
この箱根みたか荘は、前回の「三鷹市川上郷自然の村」とともに、三鷹市が管理する保養所で、市民であれば1泊朝食付きで6,500円で宿泊できるという、箱根ではあり得ない値段の宿でした。

まあ、その分部屋にトイレがないとか、料理は高級なものはないとか、ありましたが、まあ値段を考えればそれくらい問題ではないという感じでした(特にK林大時代は給料は本当に安かったので、涙)。
我々が利用するようになった頃には既に(株)レストラン・ピガールが指定管理者として管理運営を担当(2006年4月1日から)しており、行く度に同じ従業員の方に会うので、何度か行っているうちに顔なじみになり、息子もまるで親戚の家に行ったような気楽さで、建物内を我が物顔で歩き回っていたものでした。

そんな「箱根みたか荘」は2014年3月で売却となり、今は何だか高級な旅館になったようですが、今更高い金出して泊まる気にはならない私は(まあケチなんで、笑)、箱根にいくこともなくなり、湯河原や真鶴などの海ぞいに行くようになった次第です。特にD医大時代には湯河原に私学共済の宿があったため(箱根にもあるのですが、笑)、割と空いている湯河原に行くようになったのはあります。

ひょっとすると、閉館前に箱根みたか荘に泊まった最後の旅が、今回のこのお話かもしれません。

 

2013年8月8日(木)
この日から久しぶりに家族で箱根へと向かいます!

息子の夏期講習の終わりを待って新宿で合流。駅でお弁当に飲み物を買い、小田急ロマンスカーでまずは小田原に向かいます!

特急「さがみ」号の中で先ほど買ったお弁当を頂きます。親は行きの特急の中から缶ビールを!(笑)

小田原で箱根登山鉄道に乗り換え強羅に向かいます。アジサイで有名な箱根登山鉄道ですが、8月とあって、アジサイは既に萎れていますね(苦笑)。

今回の旅、最初の目的地は、息子のたっての希望で強羅公園!
ここでやっている「カブト・クワガタ展」を見に来ました!
箱根湯本から標高で450 m上って来たせいか、さすがに強羅は涼しいです(^^)

「カブト・クワガタ展」を見た後は広い庭園を散歩。そろそろ疲れたので、強羅公園を後にして、ケーブルカーに乗り、「上強羅」で降りて、しばし歩き、我々の常宿「箱根みたか荘」へと向かいます。

夕食はいわゆる典型的な保養所の食事ではありますが、少ない予算で様々な工夫をしてくれている心のこもった料理でした。

夜は宿が子供向けに企画してくれている「スイカ割り」大会。
目隠しをしてトライした息子。残念ながらあと少しのところでスイカを叩くことが出来ませんでした。
そんな夜のひと時も終わり、息子が寝たらいつものように夫婦で酒盛り、酔っ払って心地よい寝落ちです(苦笑)

 

2013年8月9日(金)
朝8時に朝食。当然といえば当然ですが、朝は必ず相模湾で取れたアジかエボダイの干物が出ます。自分が子供の頃は肉しか食べなかったので、焼き魚なんて見向きもしなかったのですが、この歳になり、また日本酒の味を覚えてからは、こんな?普通の干物の美味しいこと!
あ〜、日本に生まれて良かった、と思う瞬間です(勿論朝から酒は飲みませんが、笑)

「緑の村」から伊豆箱根バスに乗り、早雲山駅まで行きます。ここからロープウェーに乗って芦ノ湖の北の桃源台へと向かいます。早雲山から大湧谷の上を通ると、富士山がうっすらと!
眼下に芦ノ湖が見えてきます。

日本に観光地数あれど、私がジャパニーズ コートダジュールとして愛する南房総も非常に良いところですが、やはり日本で一番の観光地は「箱根」と自信を持って言えますね。
昔来日したことがあるスイス人研究者と、スイスの観光地で開催されたトランスポーターの研究会で再開したことがありますが。そのスイス人が「お前はここスイスがいいところだと思うのか? 私だったら、日本だよ! ほら、あの湖があって、有名な山が見えるあそこ」「Hakoneかい?」「そうそう、Hakone、Hakone! あそこは本当にいいところだった。私はまた行きたいよ!」というほどの場所が箱根です!

桃源台からは遊覧船に乗り元箱根へ! 我々は何度も乗っているので、既に写真すら撮らなくなってますが、どこを見ても美しいのが芦ノ湖ですね。

元箱根で降りたら、芦ノ湖のほとりにあるパワースポット 箱根神社に向かいます。
いつ行っても人がいるので、何となくゆっくり神様とお話ができないのが玉に瑕ですが、緑の木々に囲まれたお社で魂が浄化されてゆくのがわかりますね。

箱根神社に参拝したら、今度は箱根登山バスに乗り、向かうは「箱根小涌園 ユネッサン」。
箱根にはこの時でも既に何回か来ていながら、今回が初めて! 息子の希望でやっと来ることが出来ました!

しかしまるで映画館のチケットブースのような窓口、そして朝からこの行列!

しかしまさにこお湯の?テーマパーク。いろいろなプールが用意されていて、全く飽きないですね〜
お昼もここで食べられますし、想像以上に楽しい所でした!(^O^)/

遊び疲れた頃にそろそろ退出。ここからは伊豆箱根バスに乗り「緑の村」へ。
そして「箱根みたか荘」に戻りました。

 

2013年8月10日(土)
2泊3日の楽しい旅もついに最終日。

朝食を済ませてやってきたのは、箱根湿性花園です。実は約20年ぶり?、つまり息子は初めての訪問!

今回ここにきた理由、それは息子の狙である「食虫植物展」。

折角来たので、建物外の園内を歩きましたが、しかし朝10時というのにここ仙石原でも既に外は灼熱の世界です(^^;;

さあ一通り見回ると、仙石原に戻り、ここからバスで一気に箱根を後にします。
さらば箱根、また来る日まで!

次に向かったのは「神奈川県立 生命の星・地球博物館」。国道1号沿いにあり、入館料も安く、大人は520円で、小中学生は無料! 息子のお気に入りの場所のため、箱根に来るたびになぜか毎回ここに寄る習慣が出来ておりました(苦笑)

博物館を一回りしてそろそろお腹も空いた頃。ここで再びバスに乗って向かうは小田原駅です。

小田原駅に着くなり店探し。お昼時は終わっているはずですが、まだまだお店にはお客さんが。
運よくお客さんが出てきた店に遭遇し、勢いで入店したのは海鮮丼屋 海舟。

楽しかった箱根旅の終わりは金目鯛、キハダマグロ、尾長鯛の地魚三種シラス丼に、ビール。乾杯!(^O^)/

小田原からは小田急線で新宿へ!
まだまだ書き足りないのですが、もうかなりいい長さになりましたので、今回はこの辺でやめておきましょう。

 

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